- レジットデザインのロッドは種類が多くて、どれを選べばいいのかわからない
- ワイルドサイドとヴァリアントは何が違うのか、いまいち掴めない
- 自分の釣りスタイルに合うレジットデザインの1本を知りたい
レジットデザインは、社名に「本物(LEGIT)」を掲げる国産のバスロッドブランドです。ワイルドサイドを軸に、釣法特化や携行性、ソルトまで幅広いシリーズを展開しています。
この記事では、レジットデザインの特徴と独自テクノロジーをわかりやすく解説し、全シリーズの違いを比較します。スタイル別のおすすめも紹介しますので、レジットデザインのロッドが気になっている人はぜひ参考にしてください。
レジットデザインとは「本物」を追求する国産バスロッドブランド
レジットデザイン(LEGIT DESIGN)は、「LEGIT=本物」というスラングを社名に掲げる日本のバスロッドメーカーです。かつてライバル関係にあった2人の開発者が手を組んで立ち上げ、バスロッドからソルトウォーターへと領域を広げてきました。
ものづくりの理想を社名そのものに刻み込み、作り手の理想とアングラーの理想を一致させることを追求しています。ここでは、レジットデザインがどんなブランドなのか、コンセプト・創業背景・強みの3つの視点から見ていきます。
レジットデザインのブランドコンセプト
レジットデザインの社名にある「LEGIT」は、英語で「本物」を意味するスラングです。ロッドづくりに携わる者への自戒と、アングラーへの約束を同時に込めた言葉として選ばれました。
そのため、レジットデザインの製品づくりは「カタログ上の数値が優れていればよい」という発想とは一線を画します。現場で本当に釣れる、信じて振り抜ける道具であることを、ブランドの核に据えています。
レジットデザインの歴史・創業背景
レジットデザインは、経歴の異なる2人の開発者によって設立されました。外資系メーカーで生産・開発に従事し、海外工場とのネットワークを活かしたグローバルな視点を持つ飯髙博文と、国内メーカーでハイエンドモデルを手がけ、トーナメンターとして現場感覚を磨いてきた鬼形毅です。
創業後はバスロッドで地歩を固め、その開発ノウハウをソルトウォーターのSKUADへと展開しました。バスで磨いた設計思想を海の釣りにも広げ、活躍のフィールドを着実に拡張しています。
レジットデザインの特徴・強み
レジットデザインの強みは、素材選定からセッティングまでを一貫して「ベストな形」へ落とし込む開発思想にあります。カーボンの弾性率やガイドの配置といった細部まで、実釣での使い心地を基準に組み立てている点が特徴です。
こうした実釣性能重視のものづくりが、レジットデザインのロッドがアングラーから信頼を集める理由です。ブランドの看板である「本物」という言葉を、製品そのもので裏づけています。
レジットデザインのロッドの機能とテクノロジー
ここでは、レジットデザインのロッドに採用されている独自テクノロジーを解説します。各シリーズに共通する設計思想を先に押さえておくと、後半の全シリーズ比較がぐっと理解しやすくなります。
レジットデザインのバスロッドが搭載する主なテクノロジーは、以下の5つです。
- アラミド繊維補強(アラミドレインフォースメント)
- 適材適所のオリジナルカーボンブランク設計
- こだわりのガイドセッティング(Fujiトルザイト/アルコナイト)
- グラスコンポジットブランク(タイニークランク/シャッド対応)
- LDハンドル|脱着式カスタムグリップシステム
アラミド繊維補強(アラミドレインフォースメント)
アラミドレインフォースメントは、ブランク全体にアラミド繊維を巻き込んで補強するレジットデザインのコア技術です。アラミドとは防弾チョッキなどにも使われる高強度繊維で、ほぼ全シリーズに共通して採用されています。
補強によってブランクが余計によじれないため、キャスト時のパワーロスが減り、狙ったところへルアーを送り込みやすくなります。ファイト中も力が逃げにくく、レジットデザインの実釣性能を支える縁の下の技術と言えます。
適材適所のオリジナルカーボンブランク設計
レジットデザインのブランクは、24t〜46tの異なる弾性率のカーボンを部位ごとに適材適所で配置した、カーボン含有率100%のオリジナル設計です。1本のロッドの中で素材を使い分けることで、狙いどおりの曲がりと張りを生み出しています。
結果として、それぞれのモデルが想定する釣法に最適なベンドカーブと感度が得られます。巻き物には乗せやすい曲がりを、撃ち物には弾く張りをと、レジットデザインは釣りの内容に応じた一本に仕上げています。
こだわりのガイドセッティング(Fujiトルザイト/アルコナイト)
レジットデザインは、富士工業製のガイドを独自のセッティングで配置しています。上位シリーズには軽量で薄く高強度なトルザイトリング、スタンダードシリーズには耐久性に優れたアルコナイトリングと、ロッドのグレードに応じてリング素材を選び分けています。
このセッティングにより、軽い操作感とスムーズなライン抜け、そして手元に伝わる繊細な感度が両立します。シェイク時の糸絡みを抑える効果もあり、レジットデザインの一日中振り続けても疲れにくい操作性につながっています。
グラスコンポジットブランク(タイニークランク/シャッド対応)
グラスコンポジットブランクは、カーボンにグラス繊維を複合させたブランクで、レジットデザインではTHB系のモデルに採用されています。カーボン単体より粘りのある曲がりが生まれるのが特徴です。
そのため、巻き物でバラシが多いと感じるアングラーに大きなメリットがあります。手返しの良いショートキャストと食い込みの良さを両立し、レジットデザインの巻き物特化ブランクとして頼れる存在です。
LDハンドル|脱着式カスタムグリップシステム
LDハンドルは、レジットデザインが採用する脱着式のグリップシステムです。グリップ部分を取り外せる構造により、持ち運びやカスタムの自由度を高めています。
車載やバッグ収納を重視するアングラーや、自分の手に合わせてセッティングを詰めたい人にとって、カスタム性と携行性を両立できる仕組みです。1本のロッドを長く使い込むうえでの利点になります。
レジットデザインのロッドの全種類を比較
ここでは、レジットデザインの全シリーズの種類と違いを解説します。まず全シリーズを一覧できる比較表を掲載し、そのあとで各シリーズの特徴とどんなアングラーに向くかを順に紹介します。
| シリーズ名 | 対象フィールド | ブランク素材 | ガイドリング | 主な釣法 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| WILD SIDE | バス | アラミド補強・多弾性C | アルコナイト | BF〜ビッグベイト全域 | 主力バーサタイル |
| WILD SIDE HP | バス | C90%/アラミド5%/G5% | SiC(スピン) | BF・バーサタイル・最新技法 | ハイパフォーマンス |
| WILD SIDE VARIANT | バス | 多弾性C+アラミド/ソリッド多 | チタン+トルザイト | フィネス・BF・カバー | 最上位感度 |
| WILD SIDE マルチピース | バス | C85%/アラミド10%/G5% | 富士製 | バーサタイル(BF〜BB) | 携行性特化 |
| STAND OUT | バス | C100%・24〜40t配置 | アルコナイト | BF/BB/ミドスト/ロングシュート | 釣法特化 |
| TELECAST | バス・マルチ魚種 | C95%/G5%・振り出し6P | アルコナイト | BB・サーチ・ライトゲーム | 振り出し式 |
| SKUAD | ソルト | バスノウハウ応用 | – | ボートアジ〜LJ等多数 | ソルト専用 |
| CHILD SIDE | バス | 子供向け短尺 | – | バス汎用 | キッズ入門 |
WILD SIDE(ワイルドサイド)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | WILD SIDE |
| モデル数 | 40機種超(スピン+ベイト) |
| ブランク素材 | アラミド補強+多弾性カーボン |
| ガイドリング | アルコナイト |
| 主な釣法 | BF〜ビッグベイト全域 |
「リスク承知で自分の信じる道を歩け」というメッセージを冠した「WILD SIDE」は、レジットデザインの看板を背負う主力バスロッドシリーズです。スピニングとベイトを合わせて40機種を超えるラインナップを揃え、扱うルアーやシチュエーションに応じた細やかな使い分けができます。
カバーできる釣法はとにかく幅広く、軽量ルアーを繊細に扱うベイトフィネスから、WSC65XXH(最大168gクラス)で投げる大型ルアーのビッグベイト、さらにフリッピングやパワーフィネスまで一通りこなします。1シリーズの中で釣りの引き出しを増やせるのが「WILD SIDE」の魅力です。
まずレジットデザインの中核を体感したいアングラーや、1つのシリーズで多彩な釣り方を網羅したいバスフィッシング好きにふさわしいシリーズです。迷ったときの最初の一歩として選びやすいラインと言えます。
WILD SIDE HP(ワイルドサイド エイチピー)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | WILD SIDE HP |
| モデル数 | 12機種(ベイト7/スピン5) |
| ブランク素材 | C90%+アラミド5%+G5% |
| ガイドリング | SiC(スピン)/富士製(ベイト) |
| 主な釣法 | BF・バーサタイル・最新技法 |
「WILD SIDE HP」は、ワイルドサイドの正常進化を担う高性能(High Performance)ラインです。2026年春には10モデルが新たに加わり、進化し続ける現代のバス釣りテクニックへ即応するアップデートシリーズとして注目を集めています。
ラインナップは釣法ごとに役割が明確で、「WHPS59L」はリアクションダウンショット向けの短尺チューブラー、「WHPC-ST67ML+」は軽量ジグストでカバー周りを狙うベイトロッド、「WSC-GC66L THB」はグラスコンポジットでタイニークランクを精密にトレースするといった具合に作り分けられています。
最新の釣法や最新スペックを追いかけたい中級〜上級者に向いたシリーズです。長く使ってきたワイルドサイドを、より現代的な仕様へアップデートしたい人にもおすすめできます。
WILD SIDE VARIANT(ワイルドサイド ヴァリアント)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | WILD SIDE VARIANT |
| モデル数 | 7機種(スピン3/ベイト4) |
| ブランク素材 | 多弾性C+アラミド/ソリッドティップ多 |
| ガイドリング | チタンフレーム+トルザイト |
| 主な釣法 | フィネス・BF・カバー |
「WILD SIDE VARIANT」は、その名のとおりワイルドサイドの「突然変異(VARIANT)」として生まれた上位派生シリーズです。専門特化と汎用性という両極へ性格を振り分けた7機種で構成され、明確な意図を持って一本を選びたいアングラーに応えます。
繊細なアタリを掛けていく場面でこそ、「WILD SIDE VARIANT」の感度が活きます。琵琶湖をはじめとするハイプレッシャーなフィールドでのライトリグや繊細なフィネスで、手元に伝わる情報量の多さが武器になります。
トーナメントを戦う上級者や、最上位の感度と操作性を求めるこだわり派にぴったりのシリーズです。1本で釣果の差を詰めたいシビアなアングラーの相棒になります。
WILD SIDE マルチピース(パックロッド)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | WILD SIDE マルチピース |
| モデル数 | 6機種(スピン2/ベイト4) |
| ブランク素材 | C85%+アラミド10%+G5% |
| 仕舞寸法 | 42〜48cm(全モデル5ピース) |
| 主な釣法 | バーサタイル(BF〜BB) |
「WILD SIDE マルチピース」は、機内持ち込みができる携行性を実現したパックロッドシリーズです。移動のしやすさを武器に、これまで足を運べなかった遠方のフィールドへアクセスするための一本として開発されました。
ラインナップはスピニング2機種とベイト4機種で、軽量ルアーのライトリグからWSC68XXH-5(126gクラス)で扱うビッグベイトまで対応します。1本を旅先へ持ち込むだけで、現地の状況に合わせて幅広い釣りを展開できます。
出張や旅行、遠征の機会が多いアングラーや、車載・バッグ収納のしやすさを優先したい人にとって心強い選択肢です。コンパクトさと実釣性能を両立したいなら検討する価値があります。
STAND OUT(スタンドアウト)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | STAND OUT |
| モデル数 | 6機種 |
| ブランク素材 | C100%・24〜40t配置 |
| ガイドリング | アルコナイト+SUSフレーム |
| 主な釣法 | BF/BB/ミドスト/ロングシュート専用 |
「目立つ・傑出する」を意味する「STAND OUT」は、特定の釣法に最適化したスペシャリティシリーズです。ベイトフィネス、ビッグベイト、ミドスト(ミッドストローリングの略で、中層を漂わせながら巻く釣り)、ロングレンジシューティングといった釣りに、それぞれ専用設計のモデルで応えます。
狙いが定まった釣りでは、汎用ロッドにはない一点突破の強さを発揮します。釣法に最適化された専用設計だからこそ、その釣りでの操作性や決まりやすさが一段引き上がります。
狙う釣法がはっきりしていて、その釣りに特化した一本を選びたいアングラーに向いたシリーズです。得意分野をさらに伸ばしたいときの相棒になります。
TELECAST(テレキャスト)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | TELECAST |
| モデル数 | 3機種(ベイト2/スピン1) |
| ブランク素材 | C95%+G5%・振り出し6ピース |
| 仕舞寸法 | 49.5〜61cm |
| 主な釣法 | ビッグベイト・サーチ・ライトゲーム |
「TELECAST」は、釣りYouTuberのハザー(迫間謙一)のスタイルを形にしたプレミアムな振り出し(テレスコピック)ロッドです。テレスコピックとは、継ぎ目をブランク内に収納して伸縮させる構造で、ビッグベイトを軸にあらゆるルアー・魚種へ対応するマルチパーパス設計に仕上げられています。
ラインナップはベイト2機種(TC-70XH/TC-610M)とスピニング1機種(TS-65L)です。仕舞寸法を抑えたい場面で活躍し、バス以外の魚種にも1本で対応できる懐の深さを備えています。
荷物をコンパクトにまとめて持ち運びたい人や、シーバスやロックフィッシュも一本で楽しみたいマルチアングラーにおすすめのシリーズです。釣り場を選ばない自由度の高さが光ります。
SKUAD(スカッド)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | SKUAD |
| 対象 | ソルト(オフショア・インショア) |
| 開発ベース | バスロッドノウハウ応用 |
| 展開ジャンル | 13以上の船釣り・ソルト釣法 |
| 主な釣法 | ボートアジ〜ライトジギング等 |
「SKUAD」は、「BASSからSALTへ」という挑戦のもとに誕生した、レジットデザイン初のソルトウォーター専用ロッドプロジェクトです。バスロッドで培ってきた開発ノウハウを、海の釣りへとフィードバックしています。
バスで磨いた感度や操作性の考え方が、そのまま海の繊細な釣りでも生きてきます。専門性の高い船釣りに対応するブランク設計で、ターゲットごとの最適なアクションを引き出します。
レジットデザインの設計思想をソルトのフィールドで味わいたい人や、オフショア・インショアで専門性の高い一本を探しているアングラーに向いたシリーズです。バスから海へ釣りの幅を広げたい人にも適しています。
CHILD SIDE(チャイルドサイド)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | CHILD SIDE |
| モデル数 | 2機種(ベイト/スピン各1) |
| 全長 | 1.60m・2ピース |
| 対象 | 子供(10歳・140cm程度想定) |
| 主な釣法 | バス汎用 |
「CHILD SIDE」は、子供向けに開発された、現在では希少なコンパクトショートバスロッドです。全長1.60mの2ピース構造で、10歳・身長140cm程度の子供でも扱いやすいサイズ感に設計され、エントリー層やキッズアングラーの入門用として位置づけられています。
短さゆえの取り回しの良さから、大人のアングラーがサブ機や近距離特化の一本として注目するケースもあります。オカッパリでの取り回しのしやすさを求める場面で、思わぬ活躍を見せてくれます。
釣りを始める子供や家族で一緒に楽しみたい層、そして取り回しの良いショートロッドを探している人におすすめのシリーズです。レジットデザインの世界への入り口にもなる一本です。
まとめ|レジットデザインのロッドは釣りスタイルで選ぶ
この記事では、レジットデザインのブランドコンセプトと独自テクノロジーを解説し、全シリーズの違いを比較しました。レジットデザインのロッドは、主力のワイルドサイド系を軸に、釣法特化のスタンドアウト、携行性のマルチピース、振り出しのテレキャスト、ソルトのSKUAD、入門向けのチャイルドサイドまで、目的別に揃っているのが大きな魅力です。
どのシリーズにも、レジットデザインが掲げる「本物」へのこだわりが共通して流れています。自分の釣りスタイルに本当に合う1本を見つける参考になればうれしいです。

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